どうもSaltnaviです。
最近では色々なデザインのサーフボードがあり、サーフボードの色やデザインに拘る方も多いではないでしょうか。
私もそんな一人ですが、少し前にオーダーしていたニューボードが出来上がりウキウキしていたのですが、レールスプレーの色がイメージと若干違うなぁと思い、サーフボードの工場で働いていた経験を活かし塗り直してみました。
サーフボードをペイントしようと考えていた人の参考にんあれば幸いです。
Contents
サーフボードペイントに必要な道具
・マスキングテープ(なるべく幅が細い物)・シリコンオフ
・ブレード(カッターの刃でも代用可)
・サンドペーパー(紙やすり)600番 1枚, 1200番 1枚
・ウレタンスプレー(今回はクリーム色)
・クリアスプレー
今回使用した材料、道具はこんな感じです。
どれもホームセンターで手に入る道具で、全部で3000円程度で揃いました。
マスキングテープ
マスキングテープはなるべく細い物の方がやりやすいです。
サーフボードのレールをマスキングする時に太い物はサーフボードのアウトラインやテールのカーブがキツい場所で、どうしてもやり辛くなってしまいます。
細いマスキングテープだとカーブがキツい場所をすんなり描いてくれるので、細い物が絶対オススメです。
シリコンオフ
シリコンオフはサーフボードに付着した、WAXや手の油分を拭き取るのに使用します。
この脱脂をやるかやらないかで色の載りが格段に変わってきます。
手の油分やWAXが残っていると塗料をはじいてしまい色がキレイに載りません。
ブレード
ブレードはマスキングテープを切るのに使用します。
マスキングテープは手でも切れますが、ノーズの角を付ける時にブレードじゃないとキレイに角を作れないので、必ず用意しましょう。
カッターの刃でも代用できますので、カッターの刃があれば特に買う必要はありません。
サンドペーパー
今回は2種類のサンドペーパー用意しました。
600番のサンドペーパーはスプレーで色を吹く前に軽くキズを付けて置く(足付)に使用します。
サーフボードはツルツルの状態で仕上がってきますので、サンドペーパーで擦ってあげる事により色が載りやすくなります。
1200番(水ペーパー)は仕上げに使用します。
スプレーで色を付けるとザラザラした手触りが残りますので、元のサーフボードの用にツルツルに仕上げるには水ペーパーは欠かせません。
ウレタン缶スプレー
塗料はウレタン塗料かアクリル塗料のどちらでも問題はありませんがアクリル塗料の方が失敗したときに消しやすく、やり直しが聞くので将来消す予定がある人はアクリル塗料がおすすめです。
塗料は失敗した時にアセトンやシンナーで消すことができますが、ボードへのダメージを考えるとあまりオススメしません。
なるべく塗り直しなしの一発で仕上げましょう。
注意;エポキシ樹脂のサーフボードにはアセトンは使用できません。
注意 塗料やアセトンを使用する際は換気をし取り扱いには十分気をつけましょう。
クリアスプレー
クリア塗料はウレタンクリアコートかエナメルクリアを使用します。
ウレタンの方が耐久性がありますが、将来的に消す予定があるのであればエナメルクリアをオススメします。
サーフボードの塗料を塗る部分への足付け
まず足付けを行います。
本来ならば何もデザインが入っていない状態からレールスプレーをする場合、はじめにレールスプレーを吹き付ける部分の型を鉛筆やマスキングテープで印を描きますが、今回はレールスプレーがされている状態を上から塗り直す作業なので、下書きの部分は省きます。ご了承下さい。
またレールスプレーをやる機会があれば下書きをする段階から解説できればと思います。
足付けは600番のサンドペーパーで塗料を吹く箇所をこすります。
ある程度こすりますが、やりすぎには注意です。
マスキングテープでサーフボード色を付けない部分をマスキング
マスキングはレールスプレーの線に沿ってぴったりに合わせます。
元の色が見えてしまってはカッコ悪いので1mm程度余裕を持たせ、外側にマスキングしていきます。
ここが一番重要な工程です慎重に行います。
以前にサーフボードの工場で働いていた時に、サーフボードのスプレーはいかに塗る前にしっかりとマスキングや下準備ができているかが一番重要だと言われた事があります。
コツとしてはマスキングテープ右手で持ちある程度の長さまで出し左手で貼り付けていく感じです。
今回、私は黄色のマスキングテープを用意しましたが、レールスプレー自体もクリーム色で非常に見にくく苦戦しました。
必ず塗る色と離れた色のマスキングテープを用意するようにしましょう (泣)
ノーズの部分の角(ノーズの三角になる部分)を作る箇所はブレードを使いしっかり角を作って上げましょう。
指でマスキングテープを切ってしまうとキレイにできないのでブレード必須です。
シリコンオフでサーフボードの塗料を塗る箇所を脱脂
布にシリコンオフを染み込ませサーフボードのレールの部分を吹きます。
ホコリや油分をキレイに拭き取りましょう。
スプレーで塗料で塗っていきます
すっかり夜になってしまいましたが、いよいよスプレーで色を付けていきます。
ここまで長かったですね。
ここまで来ればあともう少しです。
初めは塗料の当たりを見るため軽く一箇所を塗ってみます。
数分時間を置き塗料を弾いてないようであれば、全体をまんべんなく塗っていきます。
2回に分けて塗っていきますので、1回目は薄く色が付く程度に全体を塗ります。
1〜2分置き、2回目はしっかり塗ります。
30cm程度離して 塗るのがコツです。
塗り残しがないか確認しましょう。
出来上がってから塗れていない所を発見したら悲惨です 笑
注意;換気の良い所で塗るようにしましょう。
クリアスプレーで塗料をガード
色を塗って数分後にクリアスプレーをします。
ここでは全体をまんべんなくクリアスプレーで塗れていればOKです。
サーフボードのマスキングテープを剥がします
クリアスプレーを散布後、塗料が乾き切る前にマスキングテープを剥がしていきます。
塗料が完全に乾ききってからマスキングテープを剥がすと、稀に塗料も一緒に剥がれてします時がある為、塗料がある程度柔らかい状態でマスキングテープを剥がします。
私は15程度乾かした後にマスキングテープを剥がしました。
コツとしては塗った塗料とは逆の方に向かいマスキングテープを剥がしていきます。
緊張の一瞬です。
1200番のサンドペーパー(水ペーパー)で仕上げ
スプレーをした後はサーフボードがザラザラになっているので、このザラザラを取るために、1200番のサンドペーパーで水を掛けながら軽く擦ります。
ここで最も重要なのが、水をかけながらサンドペーパーをかける事です。
後、サンドペーパーのやりすぎには十分注意しましょう。
やり過ぎるとせっかく塗った塗料が剥げてしまいます。
力を入れずに水を付けながら1〜2回往復すれば十分です。
仕上がりはこんな感じです。
注意;ボトム面のテール側はエッジがあり、角が立っているので塗料が剥げやすいので注意が必要です。
サーフボードペイント レールスプレーまとめ
いかがだったでしょうか。
難しいように感じるかもしれませんが、工程はシンプルなのでやってしまえば意外とできてしまいす。
普段乗っているボードに少しマンネリしてきていたら、サーフボードのイメチェンでサーフィンへのモチベーションも改善できますね。