どうもSaltnaviです。
最近はYoutubeでガジェット好きなYoutube達が、新発売されたガジェットをレビューしている動画を良く見かけるようになりました、2020年モデルなど同じモノのアップデート版を毎年買い続ける、ガジェッターやコレクター、マニア達はある種の依存性になったような感覚なんだろと思います。
そんな私もサーフボードに関しては、毎年気になるモデルが発売されるとついつい買ってしまう依存性にかかっています。
そんな私が今回どうしても欲しいと思ってカスタムオーダーしてしまったチリサーフボードのホットナイフモデルを実機レビューしていきたいと思います。
Contents
チリ サーフボードのHot Knife(ホットナイフ)モデルとは
今回、私がカスタムオーダーをしたのはチリサーフボードが今押しまくっているホットナイフEPS TT というモデルになります。
最後のTTというのはTwinTechというストリンガーなしのセンターにカーボンを入れる仕様です。
EPSは軽くて反発が強くなり浮力が増すメリットに対しサーフボード自体に硬さが出てしまいPUサーフボードのようなフラックス(撓り)が出なくなってしまうのが、デメリットとして良く言われますが、ストリンガーをなくし、代わりにカーボンを入れる事でサーフボードのフラックス(撓り)を引き出してくれます。
Hot Knife(ホットナイフ)モデルはチリサーフボードの中ではガッチガチのハイパフォーマンスモデルではなく、どちらかと言えば小波に特化したオールラウンドモデルになります。
アウトラインのイメージ的には長さを短く幅を広く、少しボテッとした感じになります。
Hot Knife(ホットナイフ)モデル スペック
チリホットナイフは、人気のある2つのサーフボードモデル(ペリペリとステップダウン2)を組み合わし、チリサーフボードのチームライダーの1人、Jay Daviesによりテストを重ね、開発されたチリサーフボードイチオシのオールラウンドモデルです。
クラシックでやや太めのアウトラインが前の位置にあり、一番の特徴はサイドの当たりにある軽めのヒップです。これにより、スピードを上げるためにテールに向かって真っ直ぐなレールが形成され、幅が広めの丸みを帯びたスクエアテールポッドがヒップをサポートし、高速なターンを実現してくれます。
ロッカー
ロッカーはミディアムエントリーで出口までを適切な量のカーブを加える事によりスムーズなターンを可能にしてくれます。
コンケーブ
ペリペリモデルから派生しシングルコンケーブが足の間のダブルコンケーブになり、ブレンドされたV字がテールから出ています。このコンボは、テイクオフ時のスピードを大幅に向上させ、レールtoレールそしてターンを終えるときのコントロールを実現してくれます。
サーフボードオーダーサイズはストックサイズがな理由
カスタムオーダーしたサイズも参考までに書いておきます。
私は身長168cm の体重63kgと比較的一般的な日本人体型だと思いまが、サーフボードのサイズは決まっていて、胸〜頭ぐらいでのビーチブレイクで5’9 x 18 3/4 x 2 1/4 25L(ハイパフォーマンスモデル)を使用しています。
ほとんどのコンディションをこのサイズのボードでサーフィンしています。
今回チリのHot Knife(ホットナイフ)モデルのサイズは 5’6 x 19 x 2 5/16 26Lでオーダーしました。
このサイズはチリ Hot Knife(ホットナイフ)モデルの長さ5’6でのストックサイズになります。
ストックサイズにした理由
ストックサイズは各メーカーが この長さなら、幅とリッターはこれ。とサーフボードのバランスを考えてサイズを出しています。
なので、下手に自分の考えているサイズでオーダーしてしまうとモデルコンセプトから外れてしまい、本当のそのモデルの性能を引き出せなくなってしまいます。
今回はHot Knife(ホットナイフ)モデルの性能を味わいたかったのでメーカーストックサイズにしました。
Hot Knife(ホットナイフ)モデルファーストインプレッション
出来上がって来てサーフボードを持った時にはその軽さに驚きました。
EPSでオーダーした事もあり予想以上に軽い。
逆に軽すぎる…
いつもPUのサーフボードをオーダーする時は軽く仕上げて欲しいとオーダーフォームに追記するのですが、今回はEPSという事もあり若干の重さを出したかったのでグラッシングを
スタンダードでオーダーしたのですが、思った以上に軽く仕上がってきてしまいました。
余談ですがサーフボードの動きを軽くする為に軽く仕上げて欲しいと言う方が結構多いですが、ある有名シェイパーから話を聞いたことがありますが、重いボードの方がサーフボードが水に座るのでスピードが出ると言います。
また、PAYZEL(パイゼル)サーフボードの工場で働いている友人から話を聞いた時も、ジョンジョン・フローレンスにボードを作った際、軽く仕上げたボードはほとんど軽すぎると返却されたそうです。
話がそれてしまいましたが、私の体重の割にいは26Lは少しオーバーフロー気味ですが、そのボッテリ感が小波での走りを助けてくれそうな印象でファーストインプレッションはいい感じでした。
実際に乗ってみた感想
ここまで長くなりましたが、実際に乗り込んでみました。
波のサイズはムネカタ程あり、ホレたセクションもあるファンウェーブでした。
小波のコンセプトからは外れたコンディションですが、我慢ができない私です。
パドルし始めてみるとパドルの速さに驚きます。
テイクオフは正直、爆速です。
5’6程の長さのボードだと通常テイクオフが少し遅れるのですが、このHot Knife(ホットナイフ)モデルは普段乗っているPUのサーフボードでのテイクオフ位置よりもう2段階ぐらい前のうねりの位置当たりで立つことができました。
これはサーフィンにとってかなり有利になる部分です。
素材がEPSでサーフボード自体の浮力がPUのサーフボードに比べ増している事もありますが、ハイパフォーマンスモデルのサーフボードに比べれば圧倒的です。
テイクオフの速さだけに特化すれば他のモデルのRAREST BIRDやPIÑA COLADAにはお呼びませんが。
ただこのHot Knife(ホットナイフ)は小波でのパフォーマンス性が非常にいい印象です。
スピードが出る分行きたいセクションまでボードを運んでくれ、トップでのボードの返しも軽快で、引っ掛かりもなく即座に次のセクションにボードを運んでくれます。
結果: 爆速で最高でした。
さいごに
今回はチリHot Knife(ホットナイフ)モデルの実機レビューをしてみました。
こうゆう小波でも走ってくれる系のボードは結構、速いけど横の動きがモッさりしてしまう事が多いんですが、Hot Knife(ホットナイフ)はパフォーマンス性も抜群でした。
オールラウンド系のボードを探している方は試してみてはいかがでしょうか。